生化学的検査
検査項目名称 | 直接ビリルビン(D-Bil) | ||
---|---|---|---|
コード | 00012 | ||
統一コード | 3J0150000023271 | ||
検体必要量(mL)容器 / 保存 | 血清 0.5 | A-1 | 全血(室温) 遠心分離後(冷蔵) |
採取条件・提出条件 / 備考 | |||
所要日数 | 1 | ||
検査方法 | バナジン酸酸化法 | ||
基準値 | 0.1~0.4(mg/dL) | ||
実施料 / 判断料 |
容器画像
コンペジウム
高値 | 肝細胞性黄疸(肝炎・肝硬変)、肝内胆汁うっ滞(薬剤性・ウイルス性・肝内胆管閉塞・原発性胆汁性肝硬変)、Dubin-Johnson症候群、Rotor型過ビリルビン血症、肝外胆管閉塞(結石・腫瘍) |
---|---|
低値 | |
解説 | ビリルビンにバナジン酸を作用させてビリベルジンに酸化したとき、ビリルビンの450nmにおける吸光度が減少することからビリルビン濃度を求める。総ビリルビン測定ではコール酸ナトリウム存在下、pH7.2でバナジン酸を作用させるのに対して、直接ビリルビン測定では銅イオン存在下、pH3.7でバナジン酸を作用させて分別する。なお、ビリベルジンはさらに酸化されて未知の紫色の物質になり、ビリルビンの比色定量には影響しない。本法は、溶血、乳びなどの影響を受けない。 |