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蓄痰(細胞診)

病理・細胞診

検査項目名称 蓄痰(細胞診)
コード
統一コード
検体必要量(mL)容器 / 保存 蓄痰 C-3 室温
採取条件・提出条件 / 備考 専用容器ごと提出してください
喀痰集細胞法専用容器の取り扱い方法:1日1回早朝痰を専用容器(青い外ブタを開け、内ブタのシールをすてる)に痰を入れたら外ブタ(青)をしっかり閉め、30回位強く振ってください。この操作を3日連続して行います。痰の出にくい時は茶碗等に熱湯を満たし、その蒸気を吸いながら、5~6回大きく深呼吸すると痰は出やすくなります。
所要日数 1~8
検査方法 パパニコロウ染色
基準値 判定  パパニコロウ分類  細胞診所見
陰性(-) ClassⅠ 異型細胞をみない
      ClassⅡ 異型細胞はあるが悪性細胞をみない
偽陽性(±)ClassⅢa
      ClassⅢ 悪性を疑わせる細胞をみるが確信できない
      ClassⅢb
陽性(+) ClassⅣ 悪性、極めて濃厚な異型細胞
      ClassⅤ 悪性と診断可能な異型細胞
実施料 / 判断料

容器画像

コンペジウム

高値
低値
解説

補足情報

◆所要日数

専門医の判定が必要な場合は所要日数より遅れる場合があります。



◆注意事項

①同一または近接した部位より同時に数検体を採取して検査を行った場合であっても1回として算定する。

②細胞診検査は必ずしも確定診断ではありません。診断はご提出いただいた標本において下されたもので、病変全体を反映するものではないことを、あらかじめご了承ください。組織診検査等による総合的な判断をお薦めします。



◆標本の固定

①固定の良否は採取部位・方法とともに細胞診検査の判定を左右する重要な因子の一つです。乾燥しやすいので迅速な固定をお願いいたします。

②湿固定はパパニコロウ染色、乾燥固定はギムザ染色などの固定法です。

湿固定:塗抹したスライドガラスを95%エタノールに浸漬してください

乾燥固定:塗抹後ただちに塗抹面をドライヤーなどの冷風で急速に乾燥させます自然乾燥は乾燥むらを生じるので不適切です



◆依頼書

ご依頼にあたっては専用の6番の細胞診検査依頼報告書に下記の内容を記載して、3枚つづりの上2枚を提出してください。

各種臨床情報は細胞診検査の判定を左右する重要な因子ですので、記載漏れがないようにお願いします。

①病医院名、患者氏名、性別、生年月日等

②採取日、採取材料、採取方法

③臨床診断、臨床経過、検査、治療諸事項

④病変の大きさ、性状

⑤乳腺材料の場合月経等諸事項

⑥既往細胞診番号

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