生化学的検査
検査項目名称 | アルブミン(ALB) | ||
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コード | 00002 | ||
統一コード | 3A0150000023271 | ||
検体必要量(mL)容器 / 保存 | 血清 0.5 | A-1 | 全血(室温) 遠心分離後(冷蔵) |
採取条件・提出条件 / 備考 | |||
所要日数 | 1 | ||
検査方法 | BCP法改良法 | ||
基準値 | 4.0~5.0(g/dL) | ||
実施料 / 判断料 |
容器画像
コンペジウム
高値 | 血液濃縮(A/G比変化なし) |
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低値 | 血液希釈(水血症)、低栄養状態(栄養不良・悪液質・腸吸収不良症候群)、肝細胞性障害(肝炎・肝硬変症・肝癌など)、蛋白漏出性状態(ネフローゼ症候群・腎炎・蛋白漏出性胃腸症・滲出性びまん性皮膚疾患など)、蛋白異化亢進状態(全身感染症・慢性消耗性疾患・本態性低蛋白血症など)、先天性無ALB血症、体内分布の異常(全身浮腫・体腔液貯留・日焼けなど) |
解説 | 血清アルブミンは、血清総蛋白の50~70%を占め、血漿膠質浸透圧の維持、各種物質(ビリルビン、尿酸、遊離脂肪酸、サイロキシン、Ca、Cu、Znそのほか各種薬剤や色素など)の運搬に重要な機能を営んでいる。臨床的には肝における合成、胃腸管、腎、肝、網内系などによる異化・漏出、血管内外における分布の異常などの因子によって変動する。一般に総蛋白濃度とともに、体内蛋白代謝異常の指標として測定される。 |